日本産
- チャバネゴキブリ Blattella germanica Linnaeus, 1767
- 体長15mmほどの小型種。体はつやのある黄褐色で、胸部に2本の太くて黒い帯がある。全世界の建造物に分布するが比較的寒さに弱く、人家よりはビルなどの24時間温度の安定した場所を好む。
- 同属種のモリチャバネゴキブリ B. nipponica Asahina, 1963 は人家には生息せず、落ち葉や枯れ草の下に生息していて、分布域も西日本に限られる。
- クロゴキブリ Periplaneta fuliginosa Serville, 1839
- 体長30mmほどで、体はつやのある黒褐色。関東以南の西日本ではチャバネゴキブリと並んでよく見かけられる種類だが、北日本では少ない。チャバネと比べ野外活動性が高く、隣家よりの進入も多い。日本以外では台湾、中国に分布するが、アメリカにも移入している。
- ワモンゴキブリ P. americana (Linnaeus, 1758)
- クロゴキブリに似て、さらに大型で、体長40mmを越える。全身の色は明るく、胸には黄色い輪の模様があることからその名がある。性質は極めて活発でよく飛び、しかも攻撃的。沖縄でよく見られる。本土でも、温泉街などの暖かい所に侵入している例がある。
- ヤマトゴキブリ P. japonica Karny, 1915
- 体長は20-30mmほど。オスはクロゴキブリと似るが、メスは翅が短く飛べない。おもに森林に生息するが、オスは人家に飛んでくる。
- オオゴキブリ Panesthia angustipennis spadica (Shiraki, 1906)
- 森林性のゴキブリ。腐朽の進んだ柔らかい朽ち木の中で家族生活し、朽ち木のみを食べる。特に低山地で赤色腐朽菌により赤茶色に腐ったモミの倒木に多い。体長40mm、全身真っ黒で、触角は短く、足は太短くて棘があり、カブトムシのようゴツゴツとした形をしている。
- サツマゴキブリ Opisthoplatia orientalis (Burmeister, 1838)
- 体長3cm前後。体は黒褐色だが胸部が黄白色、腹部が赤褐色で縁取られる。翅は鱗状に退化しているため見た目は「三葉虫の出来損ない」といった感じであり、裏返した際に見える頭部によりゴキブリであることが分かる。伊豆諸島南部(人為分布)四国、九州南部、南西諸島に分布するが人家に侵入することは無く全くの無害である。朽ち木の中や落ち葉、空き地に置かれた古いベニヤ板や石の下にひそむ。
- ヤエヤママダラゴキブリ Rhabdoblatta yayeyamana
- 体長5cm近くにもなる日本最大のゴキブリ。昼間は樹洞などに潜んでおり、夜間活動する。幼虫は沢沿いの石の下などにおり、短時間の潜水行動も可能。生息地は石垣島と西表島。
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